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リンゲルマン効果(社会的手抜き)

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野球やサッカー等の団体競技や会社経営では、チームワークのよい組織を創って、1人の力を組織力で1.2倍、1.5倍に伸ばしたいとトップは思っています。
しかし、その組織の力が、1人以下になる事も多々あるようです。人間は無意識レベルでサボってしまう現象があるのです。約100年も前にドイツの心理学者マクシミリアン・リンゲルマンは、次の綱引き実験をしました。

1人で綱引きをした時、綱を引く力の入り具合を100%だとすると、2人で綱を引いた時の一人当たりの力は93%に減少。さらに3人で綱を引いた時は85%…8人になると一人当たり49%にまで減少した。

運動会の綱引きでは、持てる力の半分も発揮していないことになります。つまり一人一人がベストを尽くしていない状態なわけです。 この原因は、集団になればなるほど、「他の人が何とかしてくれるだろう。」と責任感が分散され、手抜きの心理が無意識のうちに働いてしまうからです。

何故ひとりのときよりも集団で動くときに力が発揮できないのであろうか。

①集団のなかで自分の存在感を認識できない。たしかに、自分が綱引きの勝敗に影響あるかわかにない。

②自分ひとりががんばったとしても大勢に影響はない。

そこで、対策としては

①「自分ひとりくらい」という考えから「自分がいなければだめだ」と変えていく必要があります。

②一人一人にそれぞれに細かく役割を与えること。

自分が所属する組織が、烏合の集団になるのか、常勝軍団になるかは、監督、社長しだいということです。
リーダーとして人格を磨くと共に、率先垂範する姿勢が求められます。


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